大田市場の野菜ニュース(2023年9月10日版)

2023.09.10

野菜通信

大田市場の野菜ニュース(2023年9月10日版)

毎度ありがとうございます。ベジクルです!
ようやく朝夕が涼しくなってきて、秋を感じるようになってきましたね。

今年は統計以来、最も気温の高い夏だったそうで
あまりの暑さにトンボも飛んでいなければ、蚊も少ない夏でしたね。

少しずつですが、秋のあしらいも入荷がスタート。
「青いちょう・赤もみじ」
赤紅葉はまだ完全に紅葉していないような色の葉が混ざっていることもあります。
気温が下がると色づきが良くなりますので、ご理解いただけると幸いです。

さて、9月に入り野菜が高いです。
先ほども申し上げましたが、2023年の夏は統計を開始してから最高の気温だったとのことです。
そのため、暑すぎて野菜の生育が悪く、品薄になっている状況です。

ご不便おかけしてしまうのですが、
今私たちにできることは「一流産地」をセレクトして、いい品物をお届けすることだと考えております。

この夏はベジクルの八百屋の腕の見せ所になるので、ベストを尽くしていきます!

 

今週の大田市場、野菜の価格は高値です

夏の主な産地である長野県、東北、北海道からの供給は増加していない状況です。 特に暑さに敏感な冬の野菜の入荷不足が目につきます。

来週以降の連休を考慮すると、出荷のスケジュールが変わりやすく、野菜の価格は不安定になりがちです。

毎年、この季節は産地が変わる「端境期」と呼ばれる時期で、一年で一番野菜が高い時期です。

野菜の価格がピークに達しています。

そのうえ、高価格なだけでなく、品質の低下も懸念されています。

 

価格が高値圏の野菜

大根
人参
トマト
サニーレタス
にら
しめじ
えりんぎ

「根菜」が特に目を引きます。 大根や人参は冬の代表的な野菜で、現在の入荷状況はとても厳しいです。 代わりにベジクルでは「カット大根」や「輸入人参」を取り揃えております。国産に比べ、 完璧な品質とは言えませんが、コスト削減の選択肢としてお考えいただけるとありがたいです。

 

現状、多くの野菜の価格が高いですが、9/20頃を目処に下がる見通しです。
皆様のご理解をお願い申し上げます。

野菜の価格が高くなるのは端境期が影響しています

野菜の価格は天気などの要因に左右されやすいのですが、産地が切り替わるタイミングでの値上がりが目立ちます。

「端境期」とは、季節ごとの産地変更の「スイッチ期間」を指します。
特に〈夏→秋〉〈冬→春〉は野菜の価格が高くなる傾向があります。

●これからの時期は出荷産地が
夏の産地である東北、北海道、長野から

秋の産地である茨城、群馬など北関東産に切り替わります。

終了になる産地では出荷数量が減る傾向にあり
新しい産地ではまだ出荷が始まっていないという状況です。

この高値の傾向は毎年恒例となっており、通常、9月の3週目まで続くことが多いです。
お客様に少しでも安心していただけるよう、最大限の努力を続けてまいります。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

 

旬の野菜、旬の果物のご案内

松茸

残念なことに今年PK4000円超えと高値です。
お問い合わせを多数いただいているのですが高すぎてオススメしておりません。

輸入松茸ですが、中国産が残り僅かとなってきております。
この先、産地がアメリカ、カナダ産に切り替わる予定です。
写真左が中国産、右がカナダ産です。
カナダ産は見た目が少し丸っこいのですが香りは良いのでご安心ください。

国産は少しずつ増えてきているので予算感を教えてもらえると
狙って仕入れいたしますので、必ず前日までにご注文ください。
 

新銀杏

新物の銀杏は秋の演出にはピッタリの野菜です。
11月くらいまでの入荷の品物は、色が薄緑色をしており
加熱するとキレイな翡翠色になります。

塩炒りするだけで一品にもなりますし、コスパも◎。

 

むかご

ようやく入荷が増えてきました。

「むかご」とは山芋の葉の付け根にできる芽の一種。
コロコロとした見た目が可愛いのですが、香りがしっかりあるので
炊き込みご飯や素揚げで美味しく食べられます。

 

さつま芋

 


新物の「さつま芋」が入荷しています。

収穫して間もない今の時期よりも
貯蔵して少し乾燥させた冬の時期が美味しくなります。
1番美味しい時期は、、、真冬の1月、2月です。

 安納芋も紫芋も少量ですが入荷スタート。
1本からお出しできますので、お気軽にご注文下さいませ。

 

梨は秋の品種「豊水」へ

 
水分たっぷりジューシーです。
梨のハイボールにいかがでしょうか
今週は特売でもご用意しております。

 

人気のぶどう シャインマスカット


皮ごと食べられて香りも◎。
自家製デザートにいかがでしょうか。

 

種無しピオーネです。


定番の黒ブドウ。
こちらは皮は食べられませんのでご注意下さい。
皮ごと食べられる黒ブドウ「ナガノパープル」も
取扱いございますので是非。
 

 

秋の果物「いちじく」は少し品薄。

 

断面がきれいないちじくはデザートに大活躍。
天ぷらやサラダで使うお店さんも増えていますね。
雨風に弱いので、台風シーズンは少しリスクある商品。
サイズや規格を変更する場合がございます。

 

今週の特売はフルーツをご紹介します

種無し巨峰

長野パープル        

  2個入り           

梨(豊水)2個入り   

ピオーネ                

シャインマスカット

 

 

[輸入の野菜を使ってコストダウン]

・輸入ムキ玉葱   1kg 150円
・輸入長ねぎ    1本55円
・輸入人参        1本 50円(1kg170円)

国産野菜を売っていきたい気持ちはあるのですが、
少しでもコストダウンに貢献できるようご用意しております。
産地は主に中国産になります。

 

編集後期

毎年9月はレタス類の相場が大暴れする傾向です。

長野県産の野菜はレタス類で9/20頃、
白菜だと10/20頃まで供給が予定されております。

レタス類は雨が多く湿度が高い今の時期ですと、
水腐りをしてしまう傾向にあるのでかなり厳しそうです。

 

また昨年のこの時期は「長野」では雹が降り
野菜に穴が空いてしまう被害が出て入荷が激減しました。

穴が空いたところから劣化するため回復は見込まれず次の産地までは厳しい状況が続きました。
今年は何も起きないと良いのですが、心配しています。

こんな大粒の雹が降ってきているので車にも傷がついてしまうようです。

 

ロメインレタスも同様に穴から傷みが広がっているのが見受けられます。

 

 

野菜が高いのが困る飲食店の皆様へ

野菜の相場価格は需給関係にて変動します。

入荷が増えれば安くなり
入荷が減れば高くなります。

商品需要が高まれば高くなり
商品需要が下がれば安くなります。

今の時期は全体的に需要が弱いので入荷量が少なくても
ある程度の価格で止まってくれているように見受けられます。

この先の野菜価格の推移は入荷量により大きく変動があります。
しかし、秋の産地が始まる9月中下旬までには価格も落ち着くので安心して下さい。