サニーレタスについてのご紹介

2018.08.13

野菜情報

サニーレタスについてのご紹介

レタスと言っても、種類は本当にたくさん。しかもそれぞれしっかり違いもあるんです。

その中で今回は

サニーレタス

についてご紹介。

サニーレタスの出荷は年間を通して行われていますが、旬は夏なんです。

夏になり旬のサニーレタスの集荷が始まりました。

さっぱりとしていて暑い夏には食べたくなりますよね。

日本では長野県が全国の44%も生産しています。

私たちがよく見るレタスとサニーレタスの大きな違いは、結球(玉状に育つこと)してないリーフレタスで、葉先が縮れて少し赤茶色なのが特徴。


正式名は

プライツヘッド

と呼ばれ、サニーレタスという名は品種名ではなく、実は商品名。

味は苦みが少なくさっぱりとした印象、歯ざわりはやわらかく、サラダに向いています。

レタスと比べると、柔らかい口当たりで味も少し苦みを感じます。

ボール状にはならないレタスで「葉ちしゃ」と言われます。

サンチュも、「茎ちしゃ」と言われるタイプの同じレタスの仲間ですが、
サニーレタスとサンチュは品種が違い全然別物。

レタスが高い時でもサニーレタスは安定して安く買えたりします。

安い上に栄養は、玉レタスと比べてビタミン類が多く、とくにビタミンAはなんと10倍も含まれています。

理由の一つとして玉状に育つレタスは、包まれてる中の部分は日光を浴びていない状態に
対してサニーレタスは葉が、日光を浴びて立つように育つので栄養価は高まります。

特に大きな違いは、緑黄色野菜ということ!

水分が95%を占める玉レタスは、実は淡色野菜。

サニーレタスは緑黄色野菜になるため、栄養価に大きな差があるんです!

■栄養

100g当たりのレタスとサニーレタスとの栄養を比較

レタス サニーレタス
カロチン 130μg 2,000μg
ビタミンC 5.0mg 17mg
ビタミンE 0.3mg 1.2mg
カルシウム 19mg 66mg
カリウム 200mg 410mg
0.3mg 18mg
食物繊維 0.5g 0.6g
カロリー 12kcal 16kcal

とにかく栄養満点!!

β-カロチンに至っては なんと約15倍と驚きの数字。
さらに、
ビタミンCは3倍
ビタミンE 4倍
カリウム  2倍
カルシウム 3倍

とほぼ圧勝。

β-カロチンには、老化予防やがんを防ぐ効果がある活性酸素の働きを抑制する作用があります。
また、免疫力や肌を若々しく保つビタミンCが多く美肌効果が。

余分なコレステロールを排出したり、浮腫みの改善効果のあるカリウムなども豊富に含まれ、ビタミンB群、ビタミンK、葉酸、食物繊維などバランスよく含まれている有能や災なんです。

■美味しいサニーレタス

傷や葉が折れておらず、弾力があり葉の先が色濃い赤褐色な物を選ぶようにしましょう。

パリッとみずみずしく、丈は20~25cmくらいでさわやかな香りがするものがおすすめ。
収穫期が過ぎてるものは重くなります、手に取って軽い方を選びましょう。

■おいしく食べるコツ

手でちぎり、包丁でカットはしないようにしましょう。
包丁でカットすると包丁の金属で、切り口が酸化してしまい、傷みが早まってしまいます。

■保存方法

根元部分が汚れている場合は、綺麗に洗い根元をつけたまま保存しましょう。

常温保存はすぐに痛んでしまうのでNG。

サニーレタスの根元に濡らしたキッチンペーパーを巻きつけて、ビニール袋に入れて、冷蔵庫の野菜室に立てて保存します。

キッチンペーパーは毎日取り替えるのが理想的ですが、毎日が難しい場合はキッチンペーパーが赤くなったら新しいものに変えましょう。

●爪楊枝で保存期間を伸ばしましょう。

茎の中心部分に爪楊枝をバランスよく3本刺します。以上で終了。

あとは、上記同様ビニール袋に入れ、野菜室に立てて保存します。

楊枝を使い、成長するため茎の部分から水分や栄養を葉の部分に送る成長点を刺激し壊してしまうことで葉の部分は茎の部分から水分や栄養を補う必要がなくなり、サニーレタスが長持ちするのです。

実は、家庭菜園もとても簡単。

焼き肉屋バーベキューの際には、栄養満点のサニーレタスを選んで猛暑を乗り切りましょう。