業務用 じゃが芋 仕入れ

2019.01.29

野菜情報

業務用 じゃが芋 仕入れ

ばれいしょとジャガイモ

辞書で馬鈴薯と引いてみると、ジャガイモのことと出てきます。
英語では、一言potatoだけです。
では何故、馬鈴薯がジャガイモとなったのかということですね。
生まれはインカ帝国、それがロッパに伝わり、オランダ人がジャワ島のジャカトラから日本に持ってきたものです。
ジャカルタからきたイモが「じゃがたらいも」になり「じゃがいも」となったということなのです。

ではどうして「馬鈴薯」となったのかということですね。
馬の首につける鈴のようだから「馬鈴薯」といいます。
ジャガイモが土のなかで生育している時の状態を見ると、その語源がわかります。
ジャガイモの赤ちゃんは、種イモから伸びた太い茎から細い茎が伸びその先が少し膨らんでいます。
この膨らんだものが、成長し芋となり、収穫するころには、立派なジャガイモになっています。
茎からは鈴なりになったジャガイモが、たくさん収穫されます。
この様子が「馬の首に付けた鈴」のようなので、馬鈴薯というわけです。
子だくさんのジャガイモです。

ジャガイモですが、その形からは想像もできませんが、ビタミンCを多く含んでいます。
りんごの8倍もあります。
でんぷんに包まれているので、熱に強く茹でても半分は残っているようです。
その他には、ビタミンB1を含んでいます。

日本で多く栽培されている品種は、男爵という種類です。
この語源は、北海道の日本人の農場主のある男爵が、アメリカから原種を取り寄せ、北海道の風土に合うように改良を重ねて現在のような男爵イモができたということです。

その他には、メイクイーンという品種があります。
これは煮ても崩れないので、シチューやカレーなどの煮込み料理に向いています。
これからの冬の季節には、ジャガイモを使用した料理が美味しそうですね。