玉葱の仕入れなら

2019.01.29

野菜情報

玉葱の仕入れなら

玉葱

涙で切る玉ねぎ

玉ねぎは、殆どの料理のなかに使用されていますね。
半生だと苦くて、玉ねぎだけでは料理の一品にはなれないけれど、でも料理に不足していると、なんか物足りないという感じがします。
なくてはならない存在です。

原産地は、地中海沿岸で、ローマ時代から栽培されるようになり、もともとヨッローパのものですが、日本へは明治時代に入ってきました。
初めは、北海道で栽培されたものです。

日本で多く出回っている品種は、黄玉ねぎというものです。
他にシャロット、赤玉ねぎ、葉玉ねぎなどかあります。
玉ねぎは、あまり価格の変動は少ないようです。
ある程度の長い期間保存が可能となっているので、供給が一定に保たれているのだと思います。
黄玉ねぎは、アメリカで改良されたものです。

玉ねぎを切る時には、一代決心をして取りかからなければなりませんね。
玉ねぎに泣かされてしまうからです、でもどうして涙が出ることになるのでしょうか。
玉ねぎのなかには、硫黄を含んだ硫化アリルという成分が含まれていて、硫化アリルが空気に触れることによって、催涙生物が発生して涙を流すということになります。
硫化アリルの含有量によって甘玉ねぎと辛玉ねぎに分けられます。
多く出回っている黄玉ねぎは、辛玉ねぎです。
赤玉ねぎは、甘玉ねぎです。
シャロットはフランス料理、赤玉ねぎはサラダに向いています。
葉玉ねぎの葉の部分は、長ネギ同じように使用できます。

私達が食べている部分は、形から根と思っていましたが、実は「葉」の部分です。
一枚ずつ重なり合って、日の長さと一定の温度に達することによって丸く膨らんで成長したものです。

玉ねぎの硫化アリルは、ビタミンB1の吸収を促進させます。
日本人は米食中心で、ビタミンB1が欠乏すると言われているので、日本人にとっては欠かせない野菜の一つです。